2012/01/29デリバティブ取引 デリバティブ取引による損害 前回はEB債についてブログを書きましたが、今回はEB債のような仕組債を含めてデリバティブ(金融派生商品)取引について少し書いてみます(というのも、「為替デリバティブ訴訟」に関する講演依頼があったため。)。 デリバティブ取引の中でも、為替デリ...
2012/01/23デリバティブ取引 他社株転換条項付社債(EB債)による損害について 今回は,EB債(販売会社が使用している名称としては,他社株転換条項付社債,他社株転換可能社債等々の名称だったりします。)について少し書かせていただきます。 EB債の仕組みとしては,シンプルに言えば,ある個別株式の銘柄(一般的には,有名な国内...
2012/01/23 講演会及び賀詞交換会が行われました 去る1月20日、六本木ヒルズクラブにおいて、弊事務所主催の講演会及び賀詞交換会が行われました。 講演会では、音声認識技術の最先端を行く株式会社アドバンスト・メディア(マザース上場企業)の鈴木社長からお話を伺いました。 演題は「ソフトコミュニ...
2011/12/31 「幸せな人生を掴めるようになる人とは」 「幸せな人生を掴めるようになる人とは」 2011年12月31日 今年、長女は小学校のお受験だった。小学校受験では親の面接もあり、「ご家庭の教育方針はどのようなものですか?」というシリアスな質問がなされる。 名門のご家庭なら、“言語化された代...
2011/12/26先物取引 先物取引の初心者保護・悪質業者の手口 先物取引という取引は,複雑で,リスクも大きい取引です。 商品先物取引法215条は,「商品先物取引業者は,顧客の知識,経験,財産の状況及び商品取引契約を締結する目的に照らして不適当と認められる勧誘を行つて委託者等の保護に欠け,又は欠けることと...
2011/12/09 会社法改正の動向 東京弁護士会会社法部では、会社法改正についての法制審の議論をフォローしている。東京弁護士会の意見表明にあたり、会社法部としての意見を求めらるし、会社法部としては改正の方向性について重大な関心があるからだ。 8日は、近藤弁護士から、主に、親子...
2011/11/16先物取引 金の先物取引被害と白金の先物取引被害 最近は,金の価格が目立った動きをしているせいか,金の先物取引を巡る被害相談が増えているように感じます(少なくとも当職のところに来る相談としては増えています。)。加えて,金(ゴールド)の先物取引をやっている方は,業者から白金(プラチナ)の先物...
2011/11/14 暴力団排除条例全国施行! 各都道府県において、暴力団の助長を取引の面から防ごうという趣旨で、暴力団排除条例が制定されてきたが、東京都と沖縄県で10月に施行されたことによって、全自治体で施行されることになった。 実をいうと、私が弁護士になって就職した事務所は、当時注目...
2011/10/27先物取引 先物取引被害と消費者契約法③ 前々回と前回の続きです。 今回は,消費者契約法により契約の取り消しを主張するのはいつまでか,というお話をします。 この点については,消費者契約法7条1項が定めています。「追認することをできる時から6箇月間行わないときは,時効によって消滅する...
2011/10/25先物取引 先物取引被害と消費者契約法② 前回からの続きです。先物取引被害に適用される消費者契約法についてのブログです。 <不利益事実の不告知> 消費者契約法4条2項は,事業者が消費者に対して,重要事項やそれに関連する事項についてその消費者の利益となることを告げ,かつ,当該重要事項...
2011/10/24会社法 会社を作ろう!~機関設計(1)~ 株式会社を設立する場合、機関をどのように設計するか検討する必要があります。 全ての株式会社は、機関として、株主総会と1人以上の取締役を置かなければなりません。 株主総会は会社の基本的意思決定を行う機関、取締役は株主総会で決定する事項以外の会...
2011/10/19先物取引 先物取引被害と消費者契約法① 「必ず儲かります」「絶対に値上がりします」「絶対損はさせません」「元本保証です」などいう言葉を担当者から聞いて先物取引に勧誘された方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし,このような言葉を用いることが自体が違法といえます。今回はそうい...