2014/04/04不当勧誘 高齢者に対する金融商品販売ルール策定 平成25年12月16日,金融庁の出しているガイドライン「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」の一部改正がなされました。内容としては,「高齢顧客への勧誘に係る留意事項」です。その内容については簡単にご説明しておきたいと思います。 この金...
2012/07/24説明義務 投資信託・投資法人法制の見直しについて 平成24年7月3日に,金融審議会の「投信信託・投資法人法制の見直しに関するワーキング・グループ」の「中間論点整理http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/toushi/siryou/20120703/03...
2012/06/25デリバティブ取引 為替デリバティブ契約と中小企業が受けた損害 平成24年6月7日付けの朝日新聞一面によりますと,2011年度の金融ADRの窓口へのデリバティブ関連のあっせんの申立ては749件ということで,2010年度(172件)の4.3倍に増えたということでした。そして,銀行が損失の3~5割を負担する...
2012/05/22先物取引 先物取引被害事例(新規委託者保護義務違反①) 先物取引というのは,初心者には理解するのが難しい,高度な取引といえます。 先物取引により損害を受けたということで相談に来られる方には「初めての先物取引」「初めての投資」だったという方が多いです。 先物取引においては,初心者保護の観点から,専...
2012/05/08デリバティブ取引 金融ADR制度による金融機関とのトラブル解決 金融ADRという制度は,金融取引を巡るトラブルが増加傾向にあることをふまえて,金融取引を巡るトラブルを早期・簡易・安価で解決する手段として,平成22年10月から導入されました。 私のブログでも,何度も「金融ADR」という言葉を使用しているこ...
2012/04/06説明義務 投資信託について(毎月分配型投資信託)③ 前回は通貨選択型の投資信託(ファンド)についてご紹介しましたが,今度は,「毎月分配型の投資信託(ファンド)」についても少しご紹介したいと思います。平成24年2月15日の金融庁による監督指針の改正では,この毎月分配型の投資信託についてもきちん...
2012/04/05適合性原則 投資信託について(通貨選択型投資信託)② 前回のブログでは,平成24年2月25日の投資信託販売にあたっての監督指針の改正についてご紹介しました。 その改正内容は,通貨選択型投資信託(ファンド)の勧誘ルール・説明義務を強化するような内容でした。そこで,「通貨選択型投資信託」とは一体ど...
2012/03/28説明義務 投資信託について(監督指針の改正)① 平成24年2月15日,金融庁が投資信託の販売・勧誘等に関する監督指針の改正を公表しました。 改正内容の詳しい内容は省きますが,主な点として,通貨選択型投資信託については投資経験のない顧客への勧誘・販売時において商品特性やリスク特性を理解した...
2012/03/08先物取引 商品先物取引(ガソリン,灯油)に関する裁判例 最近は原油の値動きが盛んですね。以前にもそんな時期がありました。そこで,その頃のガソリン,灯油の先物取引に関する裁判例(東京地裁平成20年6月30日判決)をご紹介します。 まず事案の概要ですが, 当時63歳の個人(原告)が,新日本商品株式会...
2012/02/23デリバティブ取引 為替デリバティブと銀行融資 数多くの中小企業が,融資先である金融機関から,為替デリバティブ取引を勧められています。 融資を受けている関係や日頃の担当者との付き合いなどもあって,断るのが難しいことや担当者の無責任な勧誘文句(絶対大丈夫,損はしませんよ,こんな円高になるは...
2012/01/29デリバティブ取引 デリバティブ取引による損害 前回はEB債についてブログを書きましたが、今回はEB債のような仕組債を含めてデリバティブ(金融派生商品)取引について少し書いてみます(というのも、「為替デリバティブ訴訟」に関する講演依頼があったため。)。 デリバティブ取引の中でも、為替デリ...
2012/01/23デリバティブ取引 他社株転換条項付社債(EB債)による損害について 今回は,EB債(販売会社が使用している名称としては,他社株転換条項付社債,他社株転換可能社債等々の名称だったりします。)について少し書かせていただきます。 EB債の仕組みとしては,シンプルに言えば,ある個別株式の銘柄(一般的には,有名な国内...