1 株主代表訴訟提起の適法性等が争われた裁判例
株主代表訴訟は、株主が、会社を代表して、取締役、監査役等に対する責任を追及する訴訟です。会社法では、株主は、まず会社自ら取締役、監査役等に対する訴訟提起をするように請求しなくてはならないなど、株主代表訴訟を提起するための条件が定められています。今回ご紹介する裁判例(東京高裁平成26年4月24日判決)では、株主代表訴訟を提起するために会社法上要求されている条件を満たしているかどうか、訴訟提起の適法性が争点のひとつとなりました。(佐藤)。
2 職務発明規程による対価の支払が不合理であると判断された裁判例
職務発明を行った従業員には、職務発明規程に基づき発明に見合う対価を支払わなければなりませんが、今回は、その対価の支払いが不合理であるかどうかが争われた裁判例(東京地裁平成26年10月30日判決)を紹介します。(木村)。
3 弁護士Blog情報
所属弁護士による最近のBlog情報を紹介します。