当事務所の古田弁護士はファウンダーインスティテュート東京のディレクターをしています。 ファウンダーインスティテュートでは、スタートアップに役立つ様々なブログを掲載しています。 今回は、「カッコいいスタートアップ プレスリリースを書くための7つのステップ」について紹介します。
あなたが素晴らしい製品やサービスを開発して、丁度それができたとき、あなたはどうしますか?
あなたは、世界に何が始まったかを知らしめるべきです。しかし、ソーシャルメディアでそれを発表しても、大量の情報の中にあっという間に埋没してしまいます。
ファウンダーインスティテュートのメンターであり、スタートアップ向けのPRサービス"パブリサイズ" のCEOであるコンラッド・イグーサが勧める7つのステップを参考にしましょう。
PRのゴール
多くの人は、PRとは、インターネット上で有名になるためには、ずいぶんお金がかかると思っています(笑)。
冗談はさておき、あなたの会社のコミュニケーションは、事業を拡大するうえで重要であり、現在、どんな事業でもPR部門を持っています。
PRのゴールは、コメントとデレクションによって、業界を支配し、あなたと会社の目的を明らかにする場所を持つことにあります。
もちろん、PRの当面のゴールは様々な媒体に露出することです。
しかし、PRのスペースを確保することによって、検索結果に引っかかるようになり、将来メディアで紹介されるようにすることができます。
それは難しそうに思えるかもしれませんが、2つの効果的な方法があります。
- その業界の権威となるために著名なビジネスリーダーによって書かれたゲスト記事を使うこと
- ジャーナリストやニュースサイトにあなたの会社の出来事をプレスリリースすること。効果的な報道をしてもらうことに焦点を当てます。
プレスリリースが報道されるようにする方法
あなたが文章を書くのが苦手なら、文章のうまい友達に見てもらいましょう。メディアに報道してもらうようにプレスリリースをする方法はいくつかのステップに分けることができます。
以下では、その7つのステップを紹介します。
1. あなたのストーリは何か?
メディアを恐れる必要はありません。ジャーナリストは、新しくて興味深いニュースを探しています。"新しい"は重要なキーワードです。
新製品や新サービスのローンチは、この意味でプレスリリースをすべきタイミングです。
2. プレスリリースの書き方
プレスリリースやe-mailピッチは1ページとし、以下のように構成します。
タイトル: 誰が、何を、どの様に、何が新しいかを書いたヘッドライン
- いつ、どこで、どんな課題解決のために、何をするか
- あなたの製品・サービスの特徴を掘り下げる
- COEや創業者からプレスリリースの趣旨を説明する言葉
- 数字を示して、業界における革新性を説明する
- COEや創業者からのまとめ
- 連絡先を含む会社説明、歴史やバックグラウンド
3. プレスリリースの配信方法
プレスリリースの配信は、e-mailで行います。
メディアに取り上げられるようにするには、メールをより個人的なものにする必要があります。ジャーナリストのメールアドレスを探します。第一印象が最も重要です。最初からうまくやらなければなりません。
4. 報道戦略を定義づける
何のためにプレスリリースの配信をしますか?
プレスリリースを配信する前に、特定のメディアだけに開示するか、媒体全部に向けてプレスリリースするかを決めます。
沢山のジャーナリストに配信するならば、メディアが公表するタイミングが揃うように調整します。報道時期を揃えることができないのであれば、特定のメディアだけに公表を依頼するほうが良いかもしれません。
5. 配信する
リポーターは第一報を流したいものです。独占的に報道できるということはメディアにとって魅力的に聞こえます。
- TechCrunchやVentureBeatは、あなたが最初に情報を与えるという提案をすれば、あなたのプレス・リリースを真面目に受けとめ、リリースするでしょう。
- 特定のメディアだけにまず公表するという戦略をとったとしても、他のメディアが報道しないということはなく、他のメディアが追随することも多いのです。
- 大き目のニッチ産業メディアに取り上げられることは、大きなメディアに取り上げられる道を開きます。
6. 報道の拡散
いったんメディアに記事が掲載されたら、SNSで拡散しましょう。投資家、顧客、従業員や親せきにも拡散を頼みましょう。
そのうえで、他の出版物にもプレスリリースやSNSのURLをメールしましょう。
7. 食、寝、配信を繰り返す
メディア配信には終わりがありません。あなたのアナウンスが上手くいったら、あなたは多くのメディアに取り上げられるでしょう。
すぐに、次に何をリリースするかに取り組みましょう。8~12週の周期でプレスリリースを繰り返しましょう。
参考
Write a Killer Startup Press Release in 7 Steps
http://fi.co/posts/24351