5月22日、東京の新名所として東京スカイツリーが一般公開されました。
今回は、東京証券取引所の「独立役員」制度の見直しについてと、非公開会社において、株主総会によって付された条件に反して行使された新株予約権に基づく発行株式を無効とした裁判例を紹介します。
1. 「独立役員」制度改正について
「独立役員」制度の見直しを内容とする東京証券取引所の平成24年5月8日付(同10日施行)の「証券市場の信頼回復のためのコーポレート・ガバナンスに関する有価証券上場規程等の一部改正について」を紹介します。
2. 裁判例紹介―最高裁平成24年4月24日判決
非公開会社が発行した新株予約権に株主総会によって付された行使条件が当該新株予約権の重要な内容を構成しているときは、この行使条件に反した新株予約権の行使による株式の発行には無効原因があるとした裁判例を紹介します。