- 新法令紹介 特定通常実施権許諾契約(包括ライセンス契約制度)
- メンタリング&ネットワーキングイベントのご案内
- 新人弁護士2名が入所しました
1 新法令紹介 特定通常実施権許諾契約(包括ライセンス契約制度)
特許権の通常実施権(ライセンス)は,登録をしなければ,その特許権等を後に取得した者に対して対抗できません(特許法99条)。しかし,これまでは特許権の通常実施権を登録するためには,特許番号を特定しなければならず,手続が煩雑なことやライセンス内容が開示されることによる使い勝手の悪さが指摘されてきました。
そこで,産業活力再生特別措置法等の一部を改正する法律(平成19年5月11日公布・1年半以内に施行)によって,包括ライセンス契約制度が創設され,法人が他の法人に対して特許権を実施許諾する場合,許諾の対象となるすべての特許権の特許番号等を特定しないで契約することができるようになり,ライセンス内容についても機密保持が可能になります。
これによって,これまで実務上行われてきた,「ある製品の製造及び販売の実施に必要な全ての通常実施権を許諾する。」というライセンス契約を,特許庁の特定通常実施権登録簿に登録することができるようになる予定です(同法58条・59条)。
この法律の施行日や,登録の際に定めるべきライセンス対象を特定する事項に関する経済産業省令がどのように定められるか注目されます。
2 メンタリング&ネットワーキングイベントのご案内
古田弁護士が代表を務めているNPO法人ベンチャーサポート研究会(サイトは閉鎖
されました。)は,来る9月19日(水)の午後5時から8時まで,弁護士会館ビル507号A−C(地下鉄霞ヶ関駅B1出口)において, メンタリング&ネットワーキングイベントを行います。
弁護士,公認会計士,キャピタリストによるベンチャー企業に対する無料相談とネットワーキングが趣旨です。
ぜひご参加ください。
詳細は, http://www.v-support.jp/event/event0070904.pdf(サイトは閉鎖されました。)
費用:無料
3 新人弁護士2名が入所しました
平成17年の司法試験に合格し,司法研修所における修習を終了した以下の2名の弁護士が当事務所に入所し,本日から稼動しています。
佐藤未央(みお)弁護士は,システムエンジニアとして9年間の職歴があります。
鈴木俊(さとし)弁護士は,鈴木理晶(まさあき)弁護士4年目に次いで,当事務所にとって二人目の鈴木になります(紛らわしいこともあるかもしれませんが,ご容赦ください)。
各位の今後のご指導をお願い致します。
佐藤 未央 平成 9年 早稲田大学政治経済学部卒
鈴木 俊 平成12年 早稲田大学法学部卒