2月4日、毎年恒例の東京都中小企業振興公社のTOKYO起業塾ベンチャープログラムでスタートアップリーガルの講演を行いました。
私が起業準備中の方にお話しするのは、いつも次のような内容です。
・ 個人事業主と法人の違い 法人の場合、公私混同は違法です。
・ ベンチャー企業は評価される立場 資金調達やエクジットで成長性・収益性に加えて健全性(傷がないこと)は必須です。
・ まねきTV事件のように法的障害でとん挫するビジネスもあります。
・ 創業チームは創業者間契約書を結んで万一のチーム解散に備えること
・ 最初からコンプライアンス 技術的対応より統制環境(CEOが「後ろめたいことあきまへん。」と心底思い、言い続けること)が大切です。
・ 事業計画あっての資本政策です。
・ ストックオプションはインセンティブを上げるためのもの、目的を意識して設計します。
・ 契約書は代金請求、差し止め、損害賠償請求、しなくていいことを断る根拠です。
・ ブランディング、ブランディング、ブランディング
・ よい商標とは
・ 秘密情報・ビックデータ、個人情報管理のポイント
また、普段、ベンチャー弁護士と企業はどんなことをやり取りしているかについてもお話ししました。
・ ECでのポイント制度のメリット・デメリット
・ 景品や価格の表示に関するルール
・ 役員/グループ会社と会社とのコンフリクトの処理
・ etc
参加各スタートアップの成功祈念します。