ファウンダーインスティテュート Pitch & Infomation
起業したい人集まれ!! シリコバレー発の起業プログラム ファウンダーインスティテュートのイベントで最初の一歩を踏み出そう。
2月10日(水)、品川マイクロソフト本社で、ファウンダーインスティテュート東京(FI)2016年春学期に向けてセッションを開催しました。今回も100名以上の応募があり、60名以上の参加者が集いました。
最初に、FIのアイディア創出とピッチのメソッドを説明し、参加者にFIのマドリブズ madlibs.pdf にビジネスプランを書き込んでもらい、隣に座った参加者同士が相互にピッチとフィードバックをしました。最初からかなり盛り上がり、ピアを変えてもう一度相互ピッチ&フィードバックをしました。
その後「皆の前でピッチしたい人いますか~?」と聞くと、3人の参加者から手の上がったので、彼らによるピッチを聞きました。
次にメンターからのスピーチです。各メンターの略歴は後掲のとおりです。
ミクシィのCFOを経て、メルカリなどの取締役をされている小泉さんのスピーチで印象的だったのは、
「インターネットB2Cビジネスは、winner-takes-all。創業者は自分の支配比率などに拘りすぎず、十分な資金を調達して面を取り行く必要がある。」
「(ミクシィがFBにシェアを取られた原因を質問されて)SNSの使われ方は変化し続けている。インスタグラムのような画像中心のコミュニケーションツールの人気が出てきたり、いまではFBはおもに中年が使うもので、若年層は ライン、Snapchat (メッセージが数時間で消えるメッセンジャー)のような軽いものを好む傾向がある。また、ミクシィやFBでは友達が多すぎると投稿できる内容を当たり触りのないものにせざるをえない=コミュニケーション・ツールとしての面白さが減っていくために、フレンドの数を減らしていく人も増えている。」ということ。
昨年、ビックデータ解析の Albert社 をマザースに上場したシリアル・アントレプレナーの山川さんからは、失敗も含め繰り返し起業した経験談とともに次のような話があった。
「 ピカソの創作は2万点、アインシュタインが書いた論文は240本、エジソンの出願した特許は1000件以上、イノベーターは多くを生み出すから成功する。アイディアの質はそれを沢山出すことによって高まる。」
「フレームワークを使って効率的にビジネスプランを練ろう。」
「企業理念(創業の精神)、経営理念(企業理念を元に環境を踏まえた経営態度)、ミッション(企業の存在理由)、ビジョン(未来像)を考えよう。」
「起業家精神に必須のこと =クレディビリティ(credibility) 1「信」約束を守る。 2「義」正しいことを行う。 3「仁」思いやりの精神 」
高い技術力で評判の イーゲル社を率いる端山さんからは、
「大学院を出て、あまり技術者のいないLinux開発分野を選んで、個人事業のような形で98年に創業し、技術力を高めることにこだわって経営してきた。営業はほとんどしていないが、15名の従業員のうち14名がエンジニアで(残り1人は総務事務担当)、人材集約型の事業モデルではあるが、技術力の高さが評価されて価格競争をすることもなく、人材派遣型の仕事をすることもなく運営してきた。」
と同社の成長過程の説明があった。
最後にファウンダーインスティテュートのプログラムの説明をがあり、第2部では、同ビル地下のアイリッシュパブに移動してネットワーキング。いつもどおりビールを飲みながらラストオーダーまで盛り上がりました。