先日、ナスダックの方が当事務所にみえたので、ナスダック上場についてお話をお聞きした。
米国には、5000ちかい機関投資家がいるが、一部の大手を除いて、コスト負担等の問題で、そのほとんどは米国国内投資しかしていない。
従って、東京で上場しても、これらの多くの米国機関投資家の投資対象にならない。
しかし、ナスダックに上場すれば、投資対象となることができ、経営者のビジョンや将来性が評価されれば、大きな資金調達も夢ではないが、現在ナスダックに上場しているのは、三井物産やワコールなど6社程しかない。
ナスダック市場には、Global sellect, Global market, Capital marketの3つの市場があり、 Capital marketがマザースのような位置づけになっている。
詳細は、以下のとおりだが、
https://www.dropbox.com/s/u8m202bsu50g3zm/initialguide.pdf
ナスダックへの上場は、米国預託証券(ADR)形式でおこなわれるため、魅力的な会社であれば、商売をU.S.でしていなくても、また会社登記がU.S.になくても構わないとのことである。
気になる費用は、上場時、監査法人等への費用を含めて約3億円、上場後は毎年1億円程度だそうである。
なお、ナスダックでは、IR支援サービスを提供しており、かなり広汎な媒体に対して、ブロードキャストすることができる。
これはIPOしていない会社でも使うことができるし、高くないので、使ってみるのもよいと思った。
https://www.dropbox.com/s/a1ugitbul53h95i/GNW2014rate%20sheet.pdf