ファウンダー・インスティテュート東京は、5月14日、品川マイクロソフト本社会議室で、イベント「従業員から起業家へ」を行いました。
ゲストスピーカーは、滝田秀樹さん。
滝田さんは、オラクル、マイクロソフト、サンブリッジ等を経て、2004年に3人の仲間とともにモバイル検索連動型広告を配信するサーチテリア(株)を創業。2007年に年商10億円達成。2011年に同社をGMOアドパートナーズに売却。同年にメディカルクラウド社、2013年にH2ホールディングスを設立した。
滝田さんからは、以下のようなお話しがあった。
創業者と従業員との違い
- 決まった方向性の上で動くのが従業員、会社の方向性を決めるのが創業者
- 視点が従業員より高いのが創業者
- プロセスを評価(査定)されるのが従業員〜成果評価(財務諸表)しかないのは創業者
- 就業規則がないのが創業者
- キャピタルゲインなど大きな創業者利益を享受出来るのが創業者
- 経営者と会えるのが創業者
- 志を立てることができるのが創業者
- 自分の人生のドラマを描けるのが創業者
- 給料が支払われるのが従業員、支払うのが創業者
- 従業員より大きなリスクを取らなければならないのが創業者
- 借入の裏書き(連帯保証)をするのが創業者
会社を辞めるタイミング
- 現職でのキャリア通過点での姿に納得がいかなくなった時
- 素晴らしいビジネスモデルに出会った時
- まだ従業員に戻れるタイミング
- 独身時代
- 起業3大要素(チーム、ビジネスモデル、マーケット)に出会い、揃った時
- 働いていても、毎日が楽しくない時
- 人生観が変わった時
滝田さんは、マイクロソフトで働いていた時、ビル・ゲイツという一人の天才が作ったwindowsが、自分を含めた大量の雇用を長期間にわたり維持する現実に直面して、自分の存在価値に疑問を感じたそうです。
また、ベンチャー創業者の持つ、"イカれた情熱"に惹かれ、いつかは起業しようと考えたそうです。
イベント終了後、私のところに、「自分は、"会社を辞めるタイミング"の要件の殆どに当てはまっています。独身ではないですが、頑張ります。」という方が何人もおり、この日7名の方がFIへの申し込みをされました。
H2ホールディングス
Hp:http://www.h2-holdings.com/
メディアカルクラウド
Hp:http://www.medicalcloud.co.jp/