クレアカップ第20回フレンドシップレガッタ開催(10/6日曜日)
葉山マリーナヨットクラブ(HMYC)と葉山ヨットクラブ(HYC)の合同レース、第20回フレ
ンドシップレガッタが開催され、当事務所が冠スポンサーになりました。
HMYCとHYCは、葉山マリーナと葉山港が隣り合っていることもあり、定期的に交流レース
を行っています。
どちらかというと、HMYCはレースが盛んで、HYCはブルーウォーター派(クルージング派
)が多いようです。
HMYCのレースは、通例風下から風上への1.2マイルのレグを2往復するコースで戦いま
す。こうすると、各レグで何回か方向転換(タック・ジャイブ)が必要なので、戦略・戦
術の良し悪しや、やクルーワークの精度が結果に出やすいからです。
このような上下レースは、あまりレースに出ないチームには酷なので、クルージング派が
参加するレースは、アビーム(横からの風)で帆走できる、少し遠い目標を立てて往復す
るコースにすることが多いです。
今回は、葉山沖から、平塚の烏帽子岩を時計回りに回って葉山に戻ってくるコースで、8
メートルから13メートルくらいのヨット37艇が参加しました。
沖縄にある台風の影響で、うねりも少しあり、10ノットから15ノットくらいのしっかりした風が吹いていました。
スタートは10:55分 コミッティーボートはADONISです。
烏帽子岩に行くには、江の島の南側を通らなければなりません。
江の島の南端は、コミッティーボートから見て大体290°の方角、これに対してスター
トラインは北側にあるコミッティーボートから南側に設置されたアウターマークに向かっ
て220°になっていました。
スタートラインと最初のマークの角度が70°なので、アウター側が20°江の島南端に
近いことになります(90°ならイーブンです。)。
スタートラインが仮に200メートルだとすると、アウターはコミッティーボートに対し
て60メートルも短いコースになります。
しかし、風は北東から吹いてきていました。つまり、コミッティーボート側から吹いてい
たので、フレッシュウインドを取りたいなら北側からスタートを切ることになります。
この日の各ヨットの判断はバラバラで、どちらかが密集することもなく良いスタートを切
りました。
私たち(sakura)は、アウター寄り、風上にルーム(近くに他艇がいない)ところから、
いいスタートを切れました。
近くに他の船がいると権利主張や風の取り合いでジグザグに走ることもありますが、なる
べく最短距離を走るようにしていました。
また、追い風用のセール(スピネーカー)を上げる選択肢もありましたが、ジブセールの
方が効率が良さそうだったので、ライトジェノアで走りました。
江の島前後では、同型艇のクレセントとオーバーラップして我慢の帆走でした。
江の島は大きくて、高さもそれなりにある島なので、風が北東から吹いているときは、島
の影響で、南西側はラル(風のない海面)になります。
島や御崎の側を通るときは、ラルに捕まらないように、かつ、遠回りしないように細心の
注意を払って帆走しなければなりません。
江の島を越えると烏帽子岩が見えてきます。
烏帽子岩の東側には暗岩があり、また、南西側には魚網があるので、これらの障害物に気
を付けなければなりません。
烏帽子岩を回るときは、風力計の表示を水深に変えて、水深をコールしながら回ります。
天気が良く、富士山も良く見えました。
この日のように、ヨットの横から風が吹いているときは、一旦一列に並んでしまうと、後
ろのヨットが前のヨットを抜き去るのはかなり難しくなります。
前を行くヨットは、後続艇に乱れた風を与えるようにポジションを取れるからです。
烏帽子岩を5番目で回航し、後ろに続くレース艇をウォッチし、江の島南側の風の弱いエリアを避けつつ葉山に向かいます。
北側(岸より)の方が風がありそうな気もするのですが、スタートライン=フィニッシュラインが南側が有利だったので、あまり北に寄せずに先行艇の動向を見ながらアウターマークを探します。
稲村ケ崎の南側あたりまでくると、葉山沖にコミッティーボートらしき船影が見え、次いでその右側に黄色いマークが点となって見えてきます。
結局、後続艇にはそのまま抜かれることなく復路のレグを帆走れました。
スポンサーなので、パーティでは、受賞の盾や、賞品の授与をさせて頂きました。
顧問先のクオカプランニングさんからは、ケーキやクッキーの制作キットを協賛していただきました。
また、関与先であるイディアインターナショナルの製品も紹介させていただきました。
成績表は、http://www.hmyc.or.jp/clubrace/results/2013/10_1.pdf
Ciao!!