12日(日)午後7時から、和僑会の上海支部のみなさんと懇談する機会を得た。
この会は、「日本人組織として世界をつなげるビジネスネットワークを構築しよう」という思いから作られた団体で、香港はじめ既に2000人以上の会員がいるという。
日本企業は、これからシュリンクしていく日本のマーケットに止まらず、最初からグローバル展開を目指したビジネスプランを作るべきだというのは、多くの人の共通の認識だと思う。
私は、一昨年 TiE Tokyo を立ち上げたが、日本人が中心となったグローバルなネットワークである和僑会を知ったときはとても嬉しかった。
この日は、企業家倶楽部関係の18名が、同支部にお邪魔させていただき、ジェイドリンクホテルで夕飯しながら懇談、その後、ジャズバーに移動して12時まで話を聞かせていただいた。
香港支部、北京支部の方も参加されており、確実に活動が動き出しているなと感じた。
印象的なお話を挙げると、
・上海ではモチベーションが上がり、頑張れる。
・生活環境や事務所を借りる賃料などはリーズナブルで、生活はしやすい。(この日のレストランも生演奏付きジャズバーも素敵でかつ安かった!)
・中国でビジネスをするなら、しっかりと腰を据えるつもりでやらないと上手く行かない。
・中国人とのコミュニケーションができず、中国語の話せる日本人に頼って失敗するケースが多い。
・性善説を前提としたビジネス関係は成立しない。約束が守られなくても、守らせなかった側に50パーセントの落ち度があるという感覚。
・ぶ厚い契約書を作るのに、契約金額の10パーセントは、支払ってもらえないことが多い(貿易と建築関係者から)。契約書はクローズした瞬間から無意味なものになってしまう。
・契約金額の70パーセントを回収すれば利益が出るようにしておくべきである。
・法律は整備されているが、細則はまだまだ人の裁量によるところが大きく、予測可能性は低い。
いずれの皆さんもエネルギッシュに上海での活動に邁進しているのがよく分かり、頼もしかった。
私も後に続こうかなー などと考えながら久しぶりに深夜に就寝した。