8月6日(午後)〜7日(終日)の2日間にわたり,新宿区の日本テクノセンター セミナー事業部主催 「システムエンジニアのための契約書の基礎的知識と法律知識の修得講座」に講師として招かれ,講演を行ってきました。
6日は契約書の基礎知識と題し,契約書にかかわる各印鑑の役割から契約書の各条項の定め方・注意事項まで,契約書に関する基礎的な知識についての講義を行いました。
7日は,午前は前日の続きと契約書サンプルに沿った各条項の講義を行い,午後の前半は,演習として,小グループに分かれて売買契約の事例をもとに相手方との交渉から契約書作成までを実際に行ってもらい,後半は,民法や著作権法などのシステムエンジニアに知っておいてもらいたい法律の概略,最近何かと話題の偽装請負の状況と留意点についての講義を行いました。
講演会は,その準備から当日実際に講演を行うまで,かなりのエネルギーを使います。
しかし,実際に現場の方たちの前で講演をし,質問などを受けることは,ビジネスの現場で,法律のどのような面にわかり辛さを感じているか,どのようなことをより詳しく知りたいと思っているかを肌で感じることができる貴重な機会だと感じています。
今回の講演会でもいろいろ勉強させていただきましたが,これを日常の法律実務に活かしていきたいと思います。
2日間という比較的長い時間でしたが,受講生の方々には最後までお付き合いいただき,ありがとうございました(佐藤)。