昨日午後6時から2時間,佐藤弁護士と共に,弁護士会の研修を受けてきました。
テーマは,「少年事件 付添人活動について」です。
まず,「付添人」というが何なのかというところから説明をします。
少年が何らかの犯罪を犯した嫌疑がある場合等には,その少年は家庭裁判所に送致されることになりますが,その際には弁護士が付添人として就くことが多いのです。
そして,付添人には,いわば少年のパートナーとして,少年の権利を擁護したり,その少年に適切な処遇の実現を図ったりする役割が期待されています。
昨日の研修では,少年事件に詳しい二人の弁護士が講義をしてくださりました。もちろん,手続の流れや弁護士がやるべきことについての講義もあったのですが,とにかく熱い講義で,「どんなに少年事件に慣れても,自分は少年の気持ちがわかるなんて思い上がった考えは持たないこと」とか「弁護士が事件処理で悩んだときには,その少年がどうしたいかに戻って考えること」などの心構えも教えてくださりました。
そういった心構えは少年事件だけではなく,あらゆる業務にもあてはまることだと思いますし,勉強になる研修でした。
[弁護士 鈴木 俊]