11月14日,佐川弁護士と僕は,先日講演を伺ったNTVPの村口氏に誘われて『慶應義塾大学 大学院理工学研究科 アントレプレナー(DeNA)寄附講座 創業体験プログラム』に,大学院生たちが行う株主総会に立ち会うという役割で参加しました。
このプログラムは,実際に事業計画や定款を作成し,設立登記もした上で,出資を募り,2日間の矢上祭(文化祭)でそれぞれの商品を販売し,貸借対照表や損益計算書も実際に作り(ちゃんと課税ルールもあります),監査を受けた後に,株主総会で利益を分配し,会社を解散するというもので,現実の株式会社の仕組みを学生がリアルに体験できる有意義なプログラムです。
どの会社も一生懸命販売を行ったことが伝わってきて,1日目の反省を2日目に活かそうとしたこと,在庫処理の苦労などを株主総会で発表しており,どこの会社もそれなりの利益を分配していました。そして,学生のみんなが楽しんでこのプログラムに参加していることがよくわかりました。株主総会自体は,実際に出資した人たちから色々な質問が飛び出していて,活気のある株主総会だったと思います。
その後,村口氏が講師をしている「慶應ビジネススクール」に飛び入り参加させて頂き,夕食も皆さんとご一緒させて頂きました。ビジネススクールの皆さんは本当に様々なキャリアを持っている方たちでしたが,みんなエネルギッシュで,話していて大変楽しかったです。
上記のような起業体験プログラムが益々盛んになり,日本から一つでも多くのベンチャー企業が設立されるのではないかと期待できる一日でした。
[弁護士 鈴木 俊]